ヘンリー・オーツのアメリカレポート1


世界の非常識国家=我が誇れない祖国、日本と日本人に捧ぐ
ハワイ流通業視察報告

平成6年9月18日

ヨットハーバーの写真

1.アメリカの底力

日本はアメリカの粗製のイミテ−ション国である。イミテ−ションこそが悲しき日本の貧しさの原因である。アメリカにおける基本はすなわち道と家である。日本にはまともなその2つが無い。今回のアメリカ視察で得た最大の結論である。

ハワイには電車がない。15才以上になれば教習所に行くこと無く免許がとれるらしい。しかも、たったの5ドルでだ。国際免許のタイプを打つだけで2600円もとるどこぞの国とはえらい違いである。したがって、誰でも気楽に安全にドライブ出来るように細部まで心配りした道の設計となっている。カ−アクションなんてのは映画だけの世界で、あんな事をすればアメリカ社会からつまはじきにされるので深層心理として心地よいのかもしれない。アメリカ市民は家族もさることながら全ての人々を大切にしている。運転のマナ−を見ているとそれが良く解る。日本人のように自分だけがとにかく早く行きたいというようなエゴまるだしの行動は2日間には全く見られなかったし、腹の立つことも全くなかったのだ。日本ではしょっちゅう怒っている私ではあるが……

日本の役人でいったいアメリカの道を運転した人間が何人いるのか?左ハンドル右側通行というのは何故か心地良いし、回るところは必ずカ−ブの道が用意されており、しかも運転のマナ−が良くおまけに高速道路はすべてタダ、駐車場もほとんどタダ。少し位歩行者の歩くのを待つことはあってもあとは自動的に高速でスイスイどこにでも行ける。車のガソリンタンクもかなり大きいようで2日間運転しても1/4位しか減っていないし、2日間のそれを補充するためのガソリン代が15ドルとくれば本当にアンビリ−バブル!これで大物の1匹でも釣れれば浜ちゃんでなくとも日本に帰る気には全くなれない。

これらの産業基盤こそが戦後のアメリカの経済的繁栄を支えてきたのだ!国家が百年の計で民間のスタッフ(=杖)として基本的な産業基盤を作ってこそ法的規制が万人の納得のいくものとなる。関西国際空港の国際的に非常識な着陸料こそまさに日本の政治の貧困さを表しているといえる。アメリカでは最低速度を言うのに対して日本ではパトカ−さえも守らない最高速度を設定している。ショッピングに行ってまともな駐車場も設けられていないにもかかわらず、そこらかしこを駐禁にしまくる劣等感の裏返しの役人根性。政治家と役人の都合で全て規制しているボッタクリ国家こそが日本の真の姿なのだ!この国には民主主義なんて断固として存在していない。「役人の、役人による、役人のための政治」こそ日本の実態である!にもかかわらず飼い慣らされたおとなしい我が日本人のほとんどはそのことに気づいていない。マスコミで言ってることをさも自分の意見のように話している輩のなんと多いことか!

豊かさが産み出す思いやりと心配り、これこそ国際時代のわれわれ日本人が学ばなければならないアメリカンスピリットである。そして家族の絆を大切にする姿勢とそれが出来る豊かさ。日本のマスコミは戦後一貫して反米思想がその底に流れており、それらの情報しか得られていない多くの大衆は情報時代とは言いながら全く経済情報鎖国状態にあるのだ。唯一、船井幸雄、大前研一、渥美俊一等の経営コンサルタントの諸先輩の方々の著作のみが真実を伝えているに過ぎない。たまたま経営コンサルタントとしてそれら諸先輩の著作を100冊以上読んでいるがために、また一般の旅行客が行かないところに行っているがために目が見えているのかもしれない。

 1970年代に人気のあったグル−プ“アメリカ”の曲をハワイで聞くと彼らの曲がこの美しくて、豊かな国があればこそ作られたということが理解できます。別に社会を変えるメッセ−ジなんてものはありませんが、本当に素晴らしく美しい曲(スピリチャルでさえある!)であると改めて感心させられました。1960年代のビ−チボ−イズも全く同じです。彼らが享受した豊かさを我々日本人は30年以上たった今でもまだ受け得ていないのが我が誇れない日本なのです。

もう今こそ大きく叫ばなければならない!アメリカの外圧によってのみ国を変えるような恥ずかしいことは避けなければならない。明治維新の志士たちもこんなに腐った国を作るために死んでいったのではなかったはずだ!高杉晋作や坂本竜馬も天国でなげいていることだろう。

今の日本には原爆のごときショックが必要だ!黒船のごときショックが必要だ!


2.流通業の本当の姿

ABCストアに群がる日本の旅行者よ!クレ−ジ−プライスの店で買うな!あんな内外価格差を利用してボッタ食っている店によってアメリカ本土からの旅行者がどれだけ迷惑していることか!車に乗って郊外に行け!泳ぐこと位日本でも出来る!市内ツァ−で案内される韓国人経営の生業店の集まり(案内人はバックマ−ジンを当然もらっている!)、もともと高いデュ−ティ−フリ−ショップがアメリカの店ではない!ディスカウントストアやホ−ムセンタ−、ホ−ルセ−ルクラブを見て欲しい。(ただし日本のそれとは全く違う!) そこにこそまさにアメリカの豊かさがあるのだ!まるで出島のようなワイキキとアラマオナ・SCだけ見てハワイを見たと思うな!サムズクラブに行って買いまくり黒猫で日本に送ろう!少しは日米経済摩擦の解消になるだろう!Sam's club managing consultant Akihito Minakami※日本語可1000 Kam Hwy,#100.Pearl City,Hawai96782 Phone 808(456)7788

ティファニ−やシャネルなんてくそくらえ! およそ真の豊かさの知らされていない日本人が求める幻想でしかない。ウォルマ−トやkマ−トにはアメリカの平均的な家庭の豊かさが存在している。うさぎ小屋に住んでいるうさぎがティファニ−のペンダントをし、シャネルの香水を付け「私ってけっこうリッチ!」なんて錯覚しているのだ。家族の絆を結ぶスペ−スも商品もなく一人一人がバラバラに暮らしているのが日本の現状だ。それに比べて本来必需品を安く売るホ−ルセ−ルクラブであるサムズクラブにおいては日本では見られない大型のプ−ル、電気自動車、トランポリン、庭用のお風呂、バスケットのネット等が当たり前の商品として毎日低価格(=EDLP)で販売されているのだ。

激安という言葉は大嫌いだ!流通業のことを全く解っていない雑誌記者が安易に使っている言葉だからだ。アメリカにおけるロ−プライス(チ−プではない!)はそれを提供するためのあらゆる努力と革新と仕組みがあってのことであり、1930年代より60年以上もの年月にわたってはぐくまれてきた人類の貴重な財産なのであり、日本のディスカウンタ−のようにバッタバッタ業者を叩くことで実現しているのとは根本的に違うからだ。

ウォルマ−トには良く気のつく純粋な若い店員が多い。少し、シャイなところもあって本当に気持ちが良い。グリ−タ−(=お客様お迎え係)のおじいさんやおばあさんも善人まるだしである。対してkマ−トのグリ−タ−はあんちゃんまるだしで、レジのおばさんもヒスパニック系の品性に欠ける店員が多いように思う。同じヒスパニック系でもオフィス・デポでは$855の商品を満載したジ−プを善人まるだしの若者が私が昼食を買う5分間じっと見守ってくれていた。

日本の流通業も国家と同じくアメリカ流通業の根源を理解することなく、うわべだけのイミテ−ションをつくり、大店法等の悪法とともに日本の流通革命を遅らせてきたのだ。

3.恥ずかしい日本人

ワイキキのきれいな砂浜の砂は他の場所から運んだものだそうである。そこに今や日本人観光客が溢れかえっている。そこになんとまるで和歌山の白浜のように煙草の吸い殻が落ちているではないか!それが豊かな国の人間のすることか!たしかに広島や長崎があったとはいえ、彼らにしてみればひきょうなやりかたで真珠湾攻撃を受け自分達の愛する人々が7000人も海底に沈んでしまったことに対していまだに深い悲しみをもっているにも関わらずあんなに愛想良く日本人を迎えてくれているのに…

恥ずべきわが国の英語教育のため(いまだにI am a boy.とかI'm fine thank you. and you?なんてことをやってる文部省は百害あって一利なしである。)、英語がしゃべれないのはしかたがないが何か聞かれて解らないなら、I don't speak much english.. とかなんとか言えよ!エレベータでMorning!と言われたらMorning !とあいさつしろよ!それが先進国の大人の振るまいというものだ。にやにやしているだけなら昔ジャップとばかにされた親父たちの頃の日本人達となんら変わらないではないか!マックやマクドなんてアメリカで通じる訳はないのだ。(※ダナルと覚えるのが正しい!)Korean air.のスチュア−デスのなんと日本語と英語のきれいなことか!

レンタカ−を借りるのならinsuranceやleadedくらいの意味は勉強しとけよ!それにしても和製英語のなんと多いことか!きちんとまねをせず馬鹿なオリジナリティ−を求める日本人!もう日本の常識を疑うべき時期だ。アメリカに行った日本人の男ならPlayboyやPenthouse位誰だって見ているはずだ。ベンベロベン(表現は悪いが)を猥褻だと感じたのは強い性的抑圧を持った法関係者や役人だったのであり、そういうやからはSMやロリコンには極めて寛大なのだ!もう気づくべきだ!日本では変態が法律を牛耳っていることを!CD-ROMでベンベロベンが大量に海を渡ることでそれらの法律も意味をなさなくなるであろう!さよならアメリカ!さよなら日本!もう20年以上前に幻のグル−プ「はっぴ−えんど」が歌った。ジョン・レノンの「イマジン」はもう現実にすべき時期だ。トッド・ラングレンの「世界的意識」こそ今われわれが身につけなければならないのだ!

【後書き】 あまりのハワイの素晴らしさ故、帰国後、日本と日本人に対する嫌悪感でいっぱいだ。関空に着いたとたん人の前に平気で並ぶ人間を見ると映画のようにおもいっきり、なぐってやりたい衝動にかられる。見慣れた三宮界隈もハワイから帰って見ると10mおきごと位にある信号が恨めしく思える。こんな嫌な日本で生活しなければならない自分の業の深さにあきれるばかりだ。あと10年は仕事を通じて日本がすこしでもましになるよう頑張ろうと思う。10年たってまだ変えることができなければお金をうんと持ってハワイに移住しようと思う。ハワイの多くの人に東京のもんじゃ焼きや大阪のたこやきのおいしさをわかってもらう気持ちで店をつくり適正な価格で提供すれば老後の生活なんて心配なしだ。 まだまだ私のような考えは日本ではメジャ−ではないだろう。「アメリカかぶれ」の一言ですまされるかもしれない。でも急速に多くの人々が気づき始めているように思う。一人でも多くの人に日本の非常識さを残念なこと訴えていきたいと思う。さあ気を取り直してわんこそばでも食べに仙台から盛岡まで足をのばそうかな?


Henrry Oates E-mail:oates@henrry.net
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