今昔比較学生運動が華やかなりし昔「ガリキリ」というのがありました。蝋で出来た薄い シートに先の尖ったペンのようなもので字を書いて、それを元にして印刷するのです。 謄写板という今のスキャナーみたいな形をしたものでざら紙に1枚1枚印刷していくの です。あまり強く書くと破れるので注意が必要でした。まあ、そういう理由もあって 「学生運動文字」という独特のフォント(当時はそういう呼び方はしていませんでした。) 私も高校生でしたがよく書きました。「全学バリケード封鎖断固貫徹!!」なんて調子 です。30年以上過ぎた今こうしてウェブページを作っているのもその頃のなごりの ような感じがします。同い年の坂本龍一さんや村上龍さんなんかも同じようなスタンス を持たれているような気がします。もっとも、あちらは超有名人ですけどね。どうも これからの社会運動を考えるとき私はネットが大きな役割を果たすと思います。 掲示板って結局何かな?ネットというものはどんな個人であれ自由に情報を発信できるという点では全く 平等であると思います。それが人気を集めるかそうではないかは中身次第です。もち ろんYahooなんかに取り上げられるとそれだけ多くの人に知られることになります。 今は登録されるのがすごく難しいようですが、それも中身次第です。「アジビラ(当 時はそう呼んでいました。アジテーションから来ています。)」を不特定に人間に撒く ことに比べると今は割と的を絞った広報が可能です。世の中にはそれこそ星の数ほど ホームページが存在している訳ですが、自分の告知したい人やそのホームページに絞っ て広報が可能です。ときには驚くような有名人からメールをいただくこともあります。 私も現内閣の閣僚からメールをいただいたことがあります。一昔前では考えられない ことです。政治家の中には掲示板で細かくレスを書かれている人もいます。論旨のはっ きりしない新聞なんかを読むより信頼できる政治家の日々のメッセージを読む方がよほ ど事態を理解できます。2chという日本で最大の巨大掲示板なんかでは政治家やその 秘書なんかが書き込みをしているケースがけっこうありますのでマスコミではとりあげ られないような真実の情報が多くあります。匿名情報はすべからく価値なしなどと極論 を主張する人間もいますが、私は真実をキャッチする感性さえ持ちえておれば充分、価 値があると思っています。タダ、相手の意見を聞こうともしない人が多いことや、匿名 でしか自分の考えを主張できない人間が多すぎるのが気になるところです。昔のような 集会だとたいてい東京とか大阪に限定されていたのですがネット上の掲示板であればど こからでも参加できますし、気にいらなければ退散すればすみます。同時にいくつもの 掲示板で意見を交換することができます。このように今やネットを使った草の根民主主 義ともいえるような運動が台頭してきています。みんながネットに習熟するようになれ ば車でがなりたてながら回るような選挙活動もなくなると思います。ネットが選挙の場 になれば政治資金なんているのでしょうか?ネットで主張するなんてほとんどお金がか からないですね。掲示板というものはいろんな機能を持っていると思います。伝言板の 性格をもっているものもあります。「公開討論会」の性格をもって いるものもあるでしょうし、「密室会議室」のようなものもあります。もちろん、お気 楽な「ウェブ井戸端会議」のようなものもあります。私の掲示板なんてそんな感じです ね。テレビのワイドショーなんてみなさん解ったようなことばかり言ってますが、一方 通行ですから突っ込みのいれようがないですが掲示板だと相手はこちらの質問に答えな ければいけないわけでそこがメディアとして考えた場合すごくおもしろいのだと思いま す。多くの人がそういう傾向になってくればこれからはネットで情報を発信できない政 治家などは存在し得なくなるように思います。おそらくこれから日本でもビデオチャット が注目されるようになると思っていますが、これから益々多くの人々の創意をまとめて 政治に影響を与えるということが可能になってくると思います。 |